haruharu88's blog

潰瘍性大腸炎で入院中の日記です

入院から気づいたこと

自分と向き合ってなかった。
健康は当たり前と思ってた。
少しぐらい体調悪くてもすぐ戻る。
そうじゃないからね。

仕事してたら尚更のこと。
休めない。


でも入院って、今日までしてたことが全くできなくなる。
外の社会とも関わりが絶たれる。外に出られない。
ベットで寝ている。
病気を良くするためには当たり前のことではあるけど
今までの生活の違いすぎにどーしたらいいのかわからなくなる。


でもそれだけ遮断されてはじめて気づいたことがある。
私の場合、引越し先での入院。近くに親も友人もいないので、
面会もそんなになかった。


そうなると、本当に自分と向き合う時間が多くなった。


点滴時間も減っていくと動けるようになり、
庭に行くようになった。
ラジオを聞いたり、
本を読んだり、庭を眺めたり。
ほぼ毎日のように庭に行くようになると
そこにある自然に目が行くようになった。
はじめはぼーっと見てた。
ある日花が咲いてるのに気づいた。
朝と夕では花の咲き具合が違うのに気づいた。


消灯が10時なので、早く目が覚める。
とてもいい天気で朝焼けが綺麗そうと思い
ラウンジが東向きにあるので行ってみた。
ぼーっと眺めていた。
だんだんと変わる空の色。
こんなに空には色があるんだーっておどろく。
次の日からもいってみた。
同じ空を見てるのに、毎朝違う。


今まで「自然を眺める」って、正直「で、何するの?」って思ってた。
何をするって訳じゃないけど、
「自然の中の小さな変化に気づく、感じる時間」なんだと思った。


そんな些細な変化に気づけるようになってから
自分の体調の変化にも目が向くようになった。


過去を振り返って、腹痛のひどかった時期とか思い出す。
仕事があるから我慢してた。
きっと世の中の人は大抵そうだろう。
ある程度我慢できてしまう。
でもそれって、感じないようにスイッチを切ってることだと思う。
痛みの感じ方=人それぞれの痛みの感じ具合+それを感じ取るスイッチをいれてるか


このスイッチを入れられないと、無理に頑張りすぎる。大丈夫な気さえしてくる。
しっかり体は痛みのサインを出しているのに、本人が気づかないんじゃね。。。
酷使してきました。。。反省。



「調子が悪くなりそうな時がわかる。」って本なんかで語っている人がいると
私にはそんな機能は標準装備されてないなー、って思ってた。


違う。
「標準装備でなくて」、「そこに気を巡らせているか」「気をつけているか」で
「気がつく」んだ。



あとは、数値次第の退院なのでどーすることもできない。
その辺は気にしないこと。