haruharu88's blog

潰瘍性大腸炎で入院中の日記です

外出の楽しみ

私の外出の楽しみは、スーパーでの物色。
街歩き。商店街の見学。


はまっているのはスーパー。
人生の中でこれほどまでにスーパーの品物を隅々まで見たことなかった。


なにせ時間があるので。


今後の参考のためにと、今後無理なく食べられそうなものを探したり
品物の脂質やカロリーチエックで商品を端から裏返してチェック&メモ。


でも、ごめんなさい。入院中なんで、買えません。。。


買い物しないで1時間以上物色。
明らかに怪しい客。。。


でも、見てるといろいろわかって面白い。
いかに今まで「何も見てなかったか」、「いつも同じものばかり買っていたか」
がよくわかる。
よく知らないと手を出さないし、使っていない食材もたくさんあるもんだ。


今回学んだのは、肉、魚やおふの種類など。


肉はいつもなんとなくで買ってた。

切り方の種類
「切り落とし」、「こま切れ」の違いを初めて知る。

「切り落とし」は、決まった部位のスライスを作った時に出たサイズ様々な部分。
厚さ同じ。
「豚もも切り落とし」などの表記。

「こま切れ」は、切った後に出た切れ端部分。様々な部位が混ざっているもの。
「豚こま切れ」などの表記。


へぇ~。っと思った。料理の際に使い分ければよいわけだー。

入院35日目 初外泊!

週末に外泊ということで、約一か月ぶりに家に帰る。

帰る前には、同じ部屋のご近所さんたちに、

「週末外泊してきますー。」

とご挨拶。



一か月ぶりの家。

すっかり季節は夏。真夏。。

なんだかどうすごして良いものかと考えてしまった。

びびりなので、ごはんを炊いて、白身魚を食べた。

家の中を見まわして、物が多いなぁと感じる。

そりゃ、病院は最低限のものしか置いてないもんね。

使わないものたくさんあるな。これは、今後整理が必要と思う。

それにしても部屋の中なのにホントに暑い。。。。



病院の空調ってすばらしい。

入院33日目

先生との会話からも退院の日が近いことを感じる。
今週末には帰れるな、と踏んでいたら、
そこには、ぬか喜びが・・・・。
なにせ初入院ですから、則退院かなと思っていたら


「慣らしで週末外泊にしましょう。」


そうかー。外泊という制度もあったねー。
ご近所さんで週末に家に帰る人、確かにいた!
でも、みなさん家が近いから帰ってるのかと思ってた。。
違いましたね。


週末帰るかと思ってこそこそ荷物まとめてたよ。


でも確かに、急に帰ってもまたお腹痛くなったらどうしよう。。。
と、不安に思っていた部分があったので、ちょっと安心。


久々に作る私の料理に腸が反乱を起こさないとも限らないからね。。。
お試し期間はありがたいです。

なぜ食べるのか?

以前書いたことから、食べることに興味を持ったので調べてみた。


「食べること」なんて、物心つく前から行っている行動。
朝、昼、夜、と食べるのが当たり前。
お腹も空くけど、時間だから食べなきゃという感覚の方が上だった気もする。


「なぜ食べるのか?」なんて疑問にすら思ったことがなかった。


絶食を初めて経験して、点滴のみで生きている自分を見て


「食べるって何だろう」


と素朴に思った。


今までは「とにかく食べないとね。」と思ってたけど。
点滴生活で究極は「体内に栄養素を取り込むことなんだと」身をもって体感。


「下血して、貧血気味だから鉄分注射しますねー。」
と、鉄分も注射。茶色の液体でちょっとおどろく。


難しいことはわからないけど、栄養素とか、分子とか中学か高校で
記憶の彼方で聞いたような家庭科とか物理?を体感して学んでいる、
というか体験学習そのもの。


そう考えると、あの頃「なんでこんな事学ぶんだろ?」と思っていたことが、
今になって分野を超えて日常に関係しているらしい、というところまでは理解できた。
&ちょっと興味を持った。

栄養指導

栄養指導を受けてきた!


入院中に栄養指導を受ける段階にくると「退院も近い」の目安。


基本としては、ネットや本で言われている事と同じ。
でも、ちゃんと話を聞いたのも始めてなのでまとめておこう。



■脂っこいものは控えめに
あじ、いわし、さんま、さばなど青魚の油は炎症を抑える働きの
脂肪酸を多く含むので、取り入れるといい。


■たんぱく質は、肉からよりも魚、大豆製品から
よく言われること。

それ以前に、たんぱく質って何だっけ?と思った。中学校で習ったような。。。。
そもそも栄養のバランスって何?一汁三菜ってイメージしかないけど。
それすら曖昧。。。
後ほど調べてみよう。


■水分とりましょう
下痢で水分が出るため。気にしてなかった部分。
私は普段からあまり水分取る方じゃなかったら、忘れないようにしないと。

■食物繊維に気をつける
繊維がしっかりしている野菜に注意
・たけのこ、ごぼう、れんこんなどは避ける。


■刺激物は避ける
香辛料、アルコール、炭酸飲料、酸味の強いのは炎症を助長する


■食べ物はよく噛んで、温度は冷たすぎず、熱すぎず


■消化によい食品を選んで
米、いも、食パン、うどんなど。


調理の工夫
・煮る、茹でる、蒸す、焼を中心に
・味付けは薄味に
・加熱し過ぎに注意(肉は繊維が硬くなり、卵や魚は消化が悪くなる)


あとは


「人によって本当にそれぞれなので、調子の良い時に色々な食べ物を
試してみて大丈夫であればOK。おなか痛くなればNGということで
メモしておくとよいですよ。」


とのことでした。


今私が食べている病院食は、病院の普通食から見たらどの程度のところ
なのか聞いてみたら、


「今の食事」→「風邪の時に食べる食事」→「普通食」


という段階らしい。
へーっ、風邪の時用の食事よりも更に優しいわけか。。。
完全なる安全食ということがよーくわかった。


これは、家ではまず「風邪の時メニュー」から始めればよいというわけだ。
色々勉強になります。

入院から気づいたこと

自分と向き合ってなかった。
健康は当たり前と思ってた。
少しぐらい体調悪くてもすぐ戻る。
そうじゃないからね。

仕事してたら尚更のこと。
休めない。


でも入院って、今日までしてたことが全くできなくなる。
外の社会とも関わりが絶たれる。外に出られない。
ベットで寝ている。
病気を良くするためには当たり前のことではあるけど
今までの生活の違いすぎにどーしたらいいのかわからなくなる。


でもそれだけ遮断されてはじめて気づいたことがある。
私の場合、引越し先での入院。近くに親も友人もいないので、
面会もそんなになかった。


そうなると、本当に自分と向き合う時間が多くなった。


点滴時間も減っていくと動けるようになり、
庭に行くようになった。
ラジオを聞いたり、
本を読んだり、庭を眺めたり。
ほぼ毎日のように庭に行くようになると
そこにある自然に目が行くようになった。
はじめはぼーっと見てた。
ある日花が咲いてるのに気づいた。
朝と夕では花の咲き具合が違うのに気づいた。


消灯が10時なので、早く目が覚める。
とてもいい天気で朝焼けが綺麗そうと思い
ラウンジが東向きにあるので行ってみた。
ぼーっと眺めていた。
だんだんと変わる空の色。
こんなに空には色があるんだーっておどろく。
次の日からもいってみた。
同じ空を見てるのに、毎朝違う。


今まで「自然を眺める」って、正直「で、何するの?」って思ってた。
何をするって訳じゃないけど、
「自然の中の小さな変化に気づく、感じる時間」なんだと思った。


そんな些細な変化に気づけるようになってから
自分の体調の変化にも目が向くようになった。


過去を振り返って、腹痛のひどかった時期とか思い出す。
仕事があるから我慢してた。
きっと世の中の人は大抵そうだろう。
ある程度我慢できてしまう。
でもそれって、感じないようにスイッチを切ってることだと思う。
痛みの感じ方=人それぞれの痛みの感じ具合+それを感じ取るスイッチをいれてるか


このスイッチを入れられないと、無理に頑張りすぎる。大丈夫な気さえしてくる。
しっかり体は痛みのサインを出しているのに、本人が気づかないんじゃね。。。
酷使してきました。。。反省。



「調子が悪くなりそうな時がわかる。」って本なんかで語っている人がいると
私にはそんな機能は標準装備されてないなー、って思ってた。


違う。
「標準装備でなくて」、「そこに気を巡らせているか」「気をつけているか」で
「気がつく」んだ。



あとは、数値次第の退院なのでどーすることもできない。
その辺は気にしないこと。